「弁護士JP生活保護連載」 第32回記事 令和7年9月8日

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風呂もシャワーもない…“生活保護受給者”の過酷な「入浴事情」とは? “公営住宅”の環境改善、行政の取り組みは「道半ば」

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風呂もシャワーもない…“生活保護受給者”の過酷な「入浴事情」とは? “公営住宅”の環境改善、行政の取り組みは「道半ば」

生活保護を受給されている方から、民間賃貸住宅の欠陥や家賃の高さ等から、公営住宅へ引っ越せないかといった相談や、公営住宅の現状の問題についての相談も多々受けてきました。ただでさえ少ない保護費から、風呂釜設置、お湯使用のためのローンを組まされる等、首をかしげる運用が続きましたが、この1年で劇的にそのあたりは改善されました。一度原稿を書いたあと、最新の情報を再度調べ、直接自治体等にも確認しながら、『執筆時点』での最新情報を可能な限り収集してまとめました。

下記は行政書士が書いた、(最新情報への修正後の)元原稿です。ヤフーニュース記事にはない、自治体ごとの現状も書いています。

公営住宅と風呂釜と生活保護 ~令和は団地ガチャ時代か

「風呂がない? じゃあシャワーを使えばいいじゃない」
かつてマリー・アントワネットが言ったとされる「パンがないならケーキを食べればいい」というセリフのように、現実を知らない無邪気な言葉は、現代日本でも繰り返されているようです。

風呂どころか、シャワーすらない公営住宅で暮らす子どもが、いまこの国に存在していることを知っていますか。
冬の朝、コンクリートむき出しの浴室。白く凍った息を吐きながら、水道の蛇口から滴る冷水で顔を洗う。浴槽も給湯設備もない「湯気のない浴室」には、水しか出ない蛇口がひとつだけ。数十万円をかけて風呂釜や給湯器を自費で設置しなければ、お湯の出る生活は手に入りません。しかも、生活保護を受けていてもその設置費用は原則「自費」。そのため、15年以上も冬に水だけで暮らしてきた受給者もいます。

古い公営住宅には、五右衛門風呂のような狭い浴槽や、昭和の映画に出てくるようなタイル張りの風景が今も残っています。時が止まったような空間の中で、令和の子どもたちが生活しているのです。

それでもネット上には、「生活保護受給者は公費で楽をしている」というバッシングが飛び交います。現実を知らぬまま、自己責任論が独り歩き。
近年、多くの公営住宅では、老朽物件であっても公費による風呂釜・給湯器の設置が始まりました。大阪市でも、今年の4月から順次設置され、現在はほとんどの市営住宅が浴槽・給湯器付です。でも、昨年までは、空室で即入居できるのは「浴槽無し」の市営住宅が大半でした。初期費用数十万が用意できず、生活保護受給者でも容赦なく「公営住宅」の風呂釜設置のローンを組まされていました。その人達のローンは免除されません。浴槽のない住戸に住み続けている人への設置予定はなく、「先住民」は取り残されたままです。
この変化と差異は、世間一般にまだあまり知られていません。「風呂釜は自己負担」の認識の情報弱者が取り残されているのです。

つい先日も、あるフリマサイトに出品された中古の風呂釜が、10万円で「秒で」売れたという話を聞きました。風呂釜をどうしても手に入れたい人がいるのです。
情報を知っているかどうか。それだけで、暮らしの質も、尊厳までもが変わる現実。これは自己責任でしょうか。運の問題でしょうか。あるいは、「知らなかったあなたが悪い」という話でしょうか。

公費で浴槽設置、それでも取り残されている人たち

2025年、大阪市営住宅ではようやく浴槽設置が標準化されました。
しかし、つい最近まで「浴室はあるが浴槽も給湯器もない」という住戸が珍しくなかったのです。子育て家庭でさえシャワーのない暮らしを強いられ、お湯を使いたければ数十万円の初期費用を自力で工面するしかありませんでした。生活保護受給者でも、公費助成は一切なし。シャワーや風呂釜の付いた物件は人気が集中し、空きが出ても抽選は激戦。十年以上応募を続けても当たらないというケースも珍しくなかったのです。

現在、大阪市営住宅の新築物件は「原則浴槽付き」となり、民間賃貸に劣らない浴室が整備されています。梅田や天王寺といった主要駅に近い団地は、当選倍率が数百倍に達する人気ぶりです。

一方で、浴槽のない住戸であっても、入居後に必ず市の費用で風呂が設置されるようになりました。にもかかわらず、この大きな制度変更はほとんど周知されていません。「公営住宅は初期費用がかかりすぎて無理だ」と諦めている人が少なくないのです。ここでも不利益を被るのは、病気や障害で情報収集が難しい人たちでした。

振り返れば、日本の家庭に風呂が普及し始めたのは1960年代のこと。すでに半世紀以上が経過しているのに、いまだに浴槽無しが標準のままの地域もあるのです。大阪府営住宅も、今年の6月から大阪市と足並みを揃え、浴槽、給湯器は公費負担となりました。しかしながら、一部の府営住宅では、「10年の風呂釜リース契約」が残っています。たとえば、3年で前住人が退去した部屋に入居した場合、7年はそのリース契約を引き継ぎ、新たな入居者が7年ローンを支払っていかなければいけないという、不可解な仕組みになっています。
同じ大阪の公営住宅で、いまも真冬の寒さに耐えながら、顔や食器を冷水で洗う生活を余儀なくされている人たちがいます。制度が改善されても、タイミング次第で生活の質は大きく変わる。ここにもまた、見えにくい格差が横たわっています。

府営住宅の現実──高槻団地の例

「5階建の4階・5階(EVなし)」「築50年以上」といった古い公営住宅は随時募集でも遭遇します。古い府営住宅の募集に当選した人の中には、「とにかく住む場所を確保しなければ」と慌てて申込み、浴槽の有無まで確認しきれない人も少なくありません。切羽詰まった困窮状態なのに選り好みするなんて贅沢だと、浴槽の有無を見落したまま申込みをしてしまい、蛇口ひとつしかない浴室を見て絶望するのです。実態を知らないまま応募し、当選してから知る人も少なくありません。

多くの公営住宅は、民間賃貸のように事前に内覧などができない仕組みです。抽選に申込み、当選してからはじめて鍵をもらい、部屋を見ることができるのです。
「湯船に入れなくても、シャワーだけあればいい」──そう思っていたのに、そのシャワーさえ存在しないのです。親が不安そうな顔をすると、子どもも機敏に察知するので、常に内心を隠し笑顔を作るお母さんもいました。

たとえば現在募集中の大阪府営住宅・高槻団地。公式サイトに掲載されている間取りを見ても、築35年で畳やフローリングはきれいに整い、窓も多く明るい印象を受けます。
住宅詳細 | 府営住宅をお探しの方へ | 大阪府営住宅

家賃は生活保護世帯で2万円台と安価。しかも、入居のたびに畳や床を張り替えてくれる点は、民間住宅にはない安心感です。
ただ、浴室だけが時代から取り残されていることがわかります。蛇口がひとつ、ぽつんとあるだけ。風呂釜も給湯もありません。床も畳も衛生的で安価な家賃、しかし冬もお湯が出ない。お湯を使いたいのなら、初期費用30万ほどが必要です。払えないならリースで毎月保護費から支払うしかありません。あるいは、貸付を受けるか。これが民間住宅なら、貧困ビジネスと批判されるでしょう。
※生活保護費を何に使うかは、個人の自由であり、生活保護費から分割でリース代を払うこと自体は、法律上問題ありません。けれど、もし民間の不動産業者が同じことをすれば「貧困ビジネス」と批判の的になるでしょう。二重基準の矛盾です。

「お湯が当たり前じゃない家」の日常

15年前に団地に入居してから、台所も洗面所も水のまま。冬の朝、冷たい水で皿を洗い、顔を洗うしかありません。
団地の浴室は築年数によって表情が違います。浴槽とガス釜が一体になった昔ながらの「バランス釜」がまだ現役のところもあれば、コンクリートむき出しの浴室やレトロなタイル張りが残るところもあります。見た目に懐かしさを感じる人もいるかもしれませんが、実際に暮らしてみなければわからないのは、お湯が出ない生活の厳しさです。

お湯が当たり前ではない毎日は、じわじわと体力と心を削っていきます。良質な睡眠を得るために、寝る前にゆっくり半身浴など、夢のまた夢。銭湯に毎日通えば費用もかさみ、近所の目も気になる。結局、節約のために自宅で水浴び。清潔を保つための入浴は、段取り気合い根性を要する苦行となります。
不便さは浴室だけではありません。古い公営住宅には網戸もなく、後付けするためのレールすら備わっていませんでした。カーテンレールも同様です。網戸もカーテンもなければ、今度は夏の暑さや冬の寒さを遮る手段がなく、結局エアコンに頼らざるを得ない。比較的新しい公営住宅では整備が進み、最近では公費で後付けを進めるところも増えましたが、古い住戸に暮らす人たちには、今もこうした「不便が積み重なる生活」が続いているのです。

公営住宅に移りたい母子家庭の現実

「公営住宅に移りたい。でも風呂釜は自前だと言われたのです。」
粗悪な造りの古いアパートに、母子家庭のマリさん(仮名)は小学三年生の一人娘リカちゃんと暮らしています。結婚後、夫から精神的・経済的DVを受け、生活費は月5万円しか渡されず、貯金も削られていきました。弁護士を介して離婚し、ようやく自由を得たものの、健康不調で仕事を続けられず、生活保護を受けながら在宅の仕事を細々とこなしています。

今の悩みは、雨漏り。大雨の夜、したたり落ちる音が神経を削り、子どもの布団はじわりと濡れ、翌朝にはカビの匂いが部屋いっぱいに立ちこめる。心が先に折れそうになる瞬間です。

そんな生活の中で、リカちゃんはクラスメートを家に連れてきてしまいました。入ってきた子どもたちは「天井が低い」「カビが生えてる」と笑い、すぐに帰ってしまった。その時の娘の悲しそうな顔を、マリさんは今も忘れられません。
引っ越して心機一転したい。そう願うようになったときに知ったのが、駅も病院も近い、住環境の良さそうなマンモス団地。しかしケースワーカーから返ってきたのは、「浴槽と給湯器に30万円、自分で用意できますか」という冷たい返答でした。生活保護制度は、最低限度の生活を守るはずなのに、突きつけられたのは現実離れした自己負担でした。雨漏りの民間アパートか、水しか出ない公営住宅か。生活が苦しい中、ローンを組んで風呂釜を買うか。選択肢はどれも過酷でした。

作り話なら、救いがあるかもしれません。これは残念ながら、令和の日本の現実です。相談を受けた行政書士から、雨漏りがする民間住宅に我慢して住まなくても家主が屋根を直してくれないのだから、それは正当な引越理由として、生活保護制度上の転居費用の申請ができることを説明し申請を促しました。けれど、マリさんの体調が思わしくないこともあり、今も悩みながら雨漏りのするアパートに住んでいます。
この記事を書くにあたり、今は大阪市営住宅の多くが、公費で風呂釜と給湯器設置をしてもらえると行政書士が伝えると、マリさんは大変驚いていました。昨年応募した際は風呂付きの住居に外れてしまったのに、ケースワーカーから新しい制度の案内は一切なかったといいます。

「今がチャンスですね、ピカピカのお風呂が付いた住まいなんて本当に嬉しいです、もう少し元気になったら、応募したいです」
電話口から伝わる明るい声に、マリさんの笑顔が浮かんでくるようでした。情報ひとつで生活の質も尊厳も変わるという現実と、制度を正しく伝えることの重みを改めて痛感させられました。

地域ごとに異なる公営住宅事情

一口に公営住宅といっても、設備環境は地域ごとに大きく違います。福岡県の公営住宅で小学生の頃から暮らしていたという還暦間近の女性は、40年前から浴槽は標準設置されていたといいます。

同じ大阪でも、河内長野市は少し事情が違います。市営住宅が建設されたのが平成7年と比較的遅く、当初からすべての住戸に風呂と給湯機が標準設置されていました。
一方、隣の兵庫県では事情が厳しく、空きのある低所得者向け公営住宅は利便性の悪い地域にしかなく、周囲にスーパーすらない辺鄙な場所が多いのです。原則として車を持てない生活保護受給者にとっては、生活圏そのものが制限され、日常生活のハードルが上がります。

その結果、大雨のたびに避難所へ誘導されるような危険性の高い立地の民間アパートに暮らし続けざるを得ない受給者も少なくありません。「皆、公営住宅に移りたいが、実際にはほとんど不可能だ」という声が現場から聞こえてきます。
都営住宅では、大阪に先んじて、2008年から空き住戸に順次浴槽設置が始まりました。ただし、それ以前から住んでいた人たちは、自費で風呂釜や給湯器を整えたにもかかわらず、修理や取り替えも自己負担を強いられてきました。

筆者自身も2009年、都営住宅に暮らすママ友宅に泊まった際、シャワーのない浴室で、湯舟からひしゃくでお湯をすくって髪を洗うという貴重な体験をしました。生まれてこのかた、シャワーのない生活をしたことのなかった自分が、どれほど恵まれた環境にいたのかに、ようやく気づかされた瞬間でした。何度も頭上から湯をかけているうちに、追い炊きのできない湯はみるみる冷めていき、申し訳なさとともに、限られた設備の中で日常をやりくりしている親子の暮らしに、胸が詰まる思いがしました。風呂釜も給湯器も自腹という話に驚いたのを今でも覚えています。設備の整備状況によって、日常生活の快適さにこれほどの差が生まれるのだという現実を、肌で感じた出来事でした。

つまり、ある時期までに入居した世帯は自己負担で風呂設備を整えたのに対し、その後に入居した世帯は無償で整備済みの住戸に入ることができるという、制度上の不公平が生じていたのです。長年にわたる入居者の声が行政を動かし、2020年度から試験的な改善が始まり、2023年にはようやく東京都が費用負担する浴槽・風呂釜の取り換えが、制度として整備されました。

都営住宅に残る「コンクリート問題」

こうして都営住宅では風呂釜の不公平は解消されたものの、わかる人にはわかる都営住宅の別の「あるある」が残っています。浴室や脱衣所、トイレの床がむき出しのコンクリートになっているというものです。抽選を通過し、鍵をもらった入居者が「まだ内装が終わっていないのでは」と勘違いするほどですが、管理センターに問い合わせると「これで完了」と説明されます。床がコンクリートの浴室、トイレ、脱衣所。冬は一層冷たさが増し、あやまって転倒でもしようものなら大怪我に繋がる危険もあります。入居前に、クッションフロアを自費で貼る必要があり、ただでさえ引越しで出費がかさむ時期に新たな金銭的ハードルとなるのです。安価なバスマットで代用すれば今度は滑りやすくなり、カビも発生しやすい。生活費に余裕のない世帯ほど、リスクを抱え込まざるを得ません。

入居直前に突きつけられた「30万円の壁」

民間のいわゆる貧困ビジネスと批判されるような劣悪な住居から引っ越したくても、公営住宅の抽選の狭き門を通過してもなお、最後の一歩で止まる人が多かったのは、公営住宅特有の問題、落とし穴のためでした。

少し前まで、多くの公営住宅では、浴槽・風呂釜・給湯設備・ガス工事をすべて最安でそろえても30万円ほど。さらに退去時には10万円前後の撤去費がかかっていました。当選して初めてこの現実を知った人は、苦渋の選択を迫られました。大阪市の住宅管理センターでは、当選後の辞退があまりに多いために、浴槽設備費は工面できるのかという確認を申込み時にしつこすぎるほどしてくるという話をよく聞いていました。

こうした辞退を減らすために、浴槽や風呂釜のリース制度も設けられていました。とはいえ生活保護の家計にとって、月数千円のリース代も重い負担です。しかも、ガス工事は有資格業者でなければ危険があり、中古品を素人が取り付ければ命にかかわるリスクすらあります。それでも、費用がなく、冬場、子どもが水しか出ない浴室で震える様子を見て、やむにやまれぬ思いで知人に取り付けてもらった、自力でやったという話も。
このように、浴槽や風呂釜が一部の人には、「贅沢」で、手に入らない必需品となっていたのです。

中古市場で「秒で売れた」浴槽の話は最近のこと

これは、筆者と親交のある便利屋業者さんから、先日聞いたばかりの話です。最近大阪の公営住宅の原状回復の仕事に行き、撤去した浴槽を不用品処分で持ち帰った業界仲間が、『どうせ売れないだろう』と思いつつフリマに出したところ、なんと10万円で即売れしたというのです。便利屋さん自身も、浴槽が買えなくて困っている人がおるんや、初めて知ったと驚いていました。需要はあるのに、安全に安価で入手できる公的ルートが乏しい現実が浮き彫りになっています。というより、もはや自費で風呂釜を買う時代ではないのに、知らずに「我が家に風呂を」と求めている人が多い、知られざる実態を如実に示すエピソードです。

そしてもう一つ、風呂釜と生活保護には、別の問題もありました。「不正受給」のレッテルという二次被害です。生活保護世帯が30万もの高額の一括購入をすると、「不正受給」や「隠し財産」を疑われることもあるのです。日々の生活保護費を何年も節約して、公営住宅の抽選が当たり、風呂釜と給湯器をつけたら、あの家は生活保護費を不正受給して優先的に公営住宅にも入ったと近所に噂されたという相談も過去にありました。

「最低限度の生活」にお湯を

生活保護の運用では、家賃を支援する「住宅扶助」や、引越費用を支援する「一時扶助」があります。これらは正当な理由があれば比較的通りやすい一方で、浴槽・給湯器の設備購入は原則対象外の扱いが根強く存在しました。

昨年、LGBTQと公共トイレ・公衆浴場の利用をめぐる議論がネット上で盛り上がったとき、実は「団地の風呂釜問題」も同じ土俵に乗り、ひそかにプチ炎上していました。 お湯が使えるかどうかは、家計の問題であると同時に、人間の尊厳そのものに関わる問題だからです。

ごく最近になって浴槽が公費で標準設置される公営住宅が急増した一方で、昨年までに公営住宅に入居した人で、初期費用数十万が用意できず、風呂なし湯なし生活をしている世帯があります。「お湯の出ない団地」で暮らす人への助成をしている自治体は、東京都などごく一部に留まります。銭湯に通うという発想で凌げという声もあります。しかし現代社会において、それは家計的にも、また尊厳の観点からも現実的ではありません。シャワーとお湯は贅沢ではなく、最低限の生活を営むために不可欠なインフラです。
都営住宅のように、既に古い物件に入居している人達にも希望者には公費で風呂釜と給湯器を設置する。全国的にそうした仕組みを整えなければ、不公平感が住民同士の摩擦を生み、新たなトラブルの火種になりかねません。

実際、真冬の冷たい水で毎日皿を洗い、洗顔を続けてきた相談者は、毎年しもやけに悩まされ、冬になると精神状態が悪化すると打ち明けてくれました。
公的に安全認証付きで中古設備をリユースする仕組みが整えば、ネットで「10万円の中古風呂釜が即売」という異常な現象もなくなるはずです。さらに空き家の活用が進み、医療費や福祉コストの増加も抑制される。社会全体にとっても利益になるはずです。

そして何より忘れてはならないのは、そこに生きている人々の暮らしです。冷たい水しか出ない蛇口の前で震える子どもや高齢者。その姿を、「自己責任」で済ませてしまう社会に、未来はあるでしょうか。清潔に温まり眠りにつける夜。夏には汗を流し、冬には布団に入る前に体を温める。それは人間らしい生活の基本であり、文明社会の最低ラインです。
子どもも高齢者も、誰もが当たり前にお湯のある暮らしを送れているかどうか。それは、私たちの社会の成熟度を示すものさしです。


しらす丼(火も包丁も使わず数分でできる簡単おいしい節約料理)絶品です。


お昼は冷やし中華の定番もそろそろ今年は終盤です。


サンマと焼き豚


9月7日は行政書士事務所スタッフの49歳の誕生日で、ささやかにお祝いしました。