母は二年程前から物忘れが目立つようになり、今年に入ってから父の浮気相手が自宅へ来るなどという幻視が現れ、昼夜問わず大声を出し、物を投げたり包丁をテーブルに置くという行動が連日続きました。
京都府40代女性Y様
※お母様の生活保護申請サポートを娘様からご依頼いただきました。
行政書士法人ひとみ綜合法務事務所
三木ひとみ先生
職員の皆様
この度は母のグループホーム入居に際し、ご尽力頂き本当にありがとうございます。
長くなりますが、生活保護申請に至った経緯を聞いて下さい。
母は二年程前から物忘れが目立つようになり、今年に入ってから父の浮気相手が自宅へ来るなどという幻視が現れ、昼夜問わず大声を出し、物を投げたり包丁をテーブルに置くという行動が連日続きました。
それまで夫婦で暮らしてきましたが母の言動に父も参ってしまい、私もフルで仕事をしていますが、毎日父から助けを求める電話があり、何とか母をなだめるのですが、帰宅するとまた同じ事で父を責め立てるのです。認知症は、説得や情に訴えても無駄なのです。
この頃には、お風呂を嫌がる、睡眠も布団で寝ない、受診拒否、父から生活費を取り上げる、タクシーで徘徊など、日々の生活もままならなくなっていました。精神科の医師に父と相談へ行き、医療保護入院しましょうとなったのですが・・・。
入院前日に、先生が入院しようと言っていると伝えると、私をばかにしている。どこも悪くない、お前は娘ではないなど散々言い、暴力を振るうのです。
私は帰宅したのですが、父は母一人家に残し、夜中逃げるように私の家に泊まりに来て、明日どうすればいいんだろう、両脇を抱えてでも連れていかなければいけないのかと、眠れない夜を過ごしました。
入院当日緊張しながら母の元へ行くと、認知症の不思議な所なのですが、昨日は何だったのか?というくらい、「さあ、病院行こうか」と言うのです。
病院に着き、医師に入院しましょうと伝えられても、どこも悪くない、以前入院したけど同じだった(本人は嘘をついているつもりはないが入院したことはない)と言います。医師が、「じゃ、今度は入院して良かったなーと思える入院にするね!」と言って下さり、母はしぶしぶ納得し、私は医師の言葉に涙が出そうでした。
いざ入院し、もっと安心するのかと思っていましたが、母がどうしているか気になりますし、今後どうすればいいのだろうと、途方に暮れました。父は、もう元には戻れない、夫婦二人で暮らしてはいけないと言います。
父は50年、休みなく仕事をしてきて、愚痴のひとつも言わない、娘の家に泊まらせてくれなどと言う人ではないのですが、相当つらかったようで、施設入居を考える事になったのです。
施設の利用料は、介護保険料を合わせると1ヶ月あたり20万円にもなります。年金暮らしの両親に払える金額ではありません。母が生活保護を受けられる方法はないか難しい法律の本を読んでも理解できず、ネットで検索しても正確な情報は分からないのです。
母の居住地の役所へ相談すると、施設入居後施設の所在地で申請は可能で、計算上保護は決定するだろうと言ってもらいました。
次に、施設の所在地の役所へ行くと、
「グループホームって高いですよねー?ご両親離婚していませんよね?扶養義務って知ってる?精神状態が悪いのに施設で生活できるのー?自宅に帰ってくることはないの?」
と、言いたい放題。私も負けてはいませんので、
「扶養義務は知っています。例えば、父の生活費から2万円でも出せばいいですか?入院してから落ち着いていますし、自宅に戻る事があれば保護を打ち切ればよくないですか?」
と、反論するのですが・・・。
「じゃ、何でグループホームに入居したかって事ですよね」と、へらへら笑うのです。
母の居住地の役所で保護申請できると聞いたのに・・・何この対応?と、怒りが湧き、専門の先生に意見を伺って、それでだめなら諦めようと思い、やっとの事で三木先生のHPにたどり着き、事情をお伝えしました。
すぐに三木先生からお電話を頂き、親の施設入居の件で悩んでいる人は多い事、両親とも健在でも単身世帯として申請できる事、通らない道理がありませんね、と言って下さいました。
救われた気持ちでした。申請書作成も、三木先生にお願いすることにし、1,2行の短い私の文章で、うちの事情が反映された申請書を作成して頂いた時は驚きました。
こんな細かい事を聞いてもいいのだろうかという事にも、メールを迅速に丁寧に返信して下さいます。
三木先生は、元々聡明で大変努力されている方とは存じますが、何より弱い立場の人、困っている人を本気で救いたいとの想いが根底にあるのではないかと感じています。たくさんのご依頼者がおいででしょうが、何時でも必ずメールを返信して下さいます。ご飯を食べている時間はあるのかなぁと、思うくらいです。
不正に保護を受給することは私も納税者ですので許せませんが、家族間で困った事があり、うちの場合は申請できないのではないか、役所の人が言うのだから間違いないのかなと思ってしまいますが、水際作戦は確かにあります。
相談だけでも三木先生にしてほしい!保護対象でなくとも、何か糸口が見るかるかもしれません。
大変な事は多かったですが、母一人にたくさんの人が関わって下さり、今、母が施設で穏やかに暮らせているのは三木先生のお力添えのお陰です。感謝しかありません。
一人でも多くの方が三木先生と繋がれますように。
本当にありがとうございました。暑さが続きますが、どうぞご無理なさらず。
P.S.
やっぱり長文になっちゃいましたね。
ゴメンナサイ(^^;)
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