大事な体を、そういう振り分けをする医療機関には、預けたくないなあと思いました

【担当行政書士より後日談】
こちらのシングルマザーのお客様からは、10枚にも及ぶ丁重なお手紙を頂戴しました。
お手紙と共に大きな贈り物が行政書士事務所に届きました。中を開けると、和菓子と洋菓子など沢山入っていました。ご相談時からいつも丁寧で気遣いなさる方でしたが、さすがにお子さんもいらっしゃるのに心苦しく思い、福祉事務所にも生活保護制度上のルールに反しないことを確認し(詳しくは次官通知第8-3(2)および生活保護別冊問答集問8-29)お子さんの勉強の役に立つような文房具類を行政書士事務所からお送りすることにしました。

横浜市 T様 40代女性

三木先生へ

お元気でお仕事に励まれていますでしょうか。私の方は、申請が通り、引越しも何とか無事終わり、今、片づけもまだ完全には終わっていませんが、整った生活が送れつつあります。

本当に11月に先生に御相談して良かったと心から思っています。先日の国会で菅首相が、給付金などの事について話が出た時に、「生活保護を受ければ良い」とのニュアンスの回答をしていましたが、そんな簡単な事ではないですよね。申請に行く、という事すら、頭にない人がほとんどだと思います。

死ぬ一歩手前でないと助けてもらえない制度、のように私も思っていました。1人で区役所に行っていたら、どうなっていたのかと思います。

私のお世話になっている支援課の方々は、皆さん親身です。本当は、今までのいきさつや言いたくない事などたくさんありますが、大変な人を沢山見てきてらっしゃるので、自然とこちらも信頼できるのでしょうか。心配事など、相談しています。

申請する前に、三木先生に心配事を御相談できた事もとても大きいです。生活保護の事をよくわからないままだとスムーズに問題を進める事は絶対にできなかったです。本当に感謝しております。

物件探しですが、一件目の不動産で希望ではない物件を無理に入居をすすめられ、どうしても納得いかずに今の物件を見つけてすぐに不動産へ出向き、運よく入居できました。1件目の不動産の出してこられた物件は、一階の2DKのアパートで、雨戸(シャッター)がない物件でした。他を見せてほしいといって見た物件は、かなり古くて敬遠されそうなアパート2件。娘と私2人で入居ですので、安全面はゆずれないので、申し訳ないけれど他社さんへ行きますと言うと、他の皆持っている物件は同じだからないですよと、だまされました。

生活保護の方はどこへも入れないと言われ、その1階の物件はオーナーさんが良い人だからとしつこくされました。その物件は、オーナーさんの家から中が丸見えになる造りなのです。一応、木を植えて目隠し代わりでしょうか。あるのですが、日中もカーテンを開けられないし、不審者が入ってきやすい物件でした。おかしいと思い、悩んで眠れず、ケータイで物件探しをしていて、今の物件を発見しました。夜中に、すぐWebで内見予約を入れ、(固有名詞のため省略)さんに出向き、手続きをしました。保証会社が2件は通らず、(固有名詞のため省略)という会社でやっと保証が2件は通らず、(固有名詞のため省略)という会社でやっと保証が通りました。その連絡を受けてすぐに、一つ目の不動産にお断りを入れました。(固有名詞のため省略)さんにそのいきさつをお話しました。すると、限られてはいますが物件はありますとの事で、ちょっと悪質なやり方だと怒ってらっしゃいました。やはり、1階は気にされる方は案内はしていないそうです。

今の物件は、となり駅で、駅から2分(本当に2分です。2分かからないかもです。)3DKで2階の物件です。古いですが、入居してすぐに外壁塗装工事があり、キレイになっています。家賃は6万円で、共益費は4千円です。横浜市は2人では入居費用は292,000円まで出して頂けましたので、助かりました。家の場合は、申請して決定してから本格的に家探しで動き出したのですが、役所では費用を入金できる日が決まっているのですが、入居契約日には全く間に合わなかったのですが、そこも、支援課の上席の方がイレギュラーできちんと入居に間に合うように手続きをして下さいました。引越しやさんも、生保に慣れた会社さんで、とても良くして下さいました。

家が決まらなかったらどうしようと、東京の専門会社さんに(不動産)お電話したり、横浜地裁へお電話して、断行日を延期できないかと相談したり、本当に必死でした。1人で途方に暮れて駅前を歩いていたら、別の不動産のアパートの間取り表などが目に入り、どうしたものかなあ、うまくいかないしと涙が出そうになってきて、ふと、となりを見ると、スタッフのおば様がいて、どうしたの?お部屋探してるの?と声をかけてくれました。そうなんです、でもいろいろと事情があってどこでも借りられないし、今、1件入居を決めるか悩んでいるけど、安全面が譲れなくて。でも、今の家をすぐ出ないといけないし大変ですねと話すと、大丈夫よ!入れるところはあるはずよ、と、少し詳しい話もして下さって、保護の方でも入居できる物件は全然あるし、対応できるから、入居するしない関係なく何かあったら又話しに来てネと、名刺を下さいました。話だけでもいいからね!と。

丁重にお礼を言って、あたたかい気持ちになって、頑張ろうと元気が出たのを思い出します。三木先生にもメールで、大丈夫とお返事頂いたし、めげずに頑張ろう!と。帰り道、ありがたい気持ちで一杯でした。

この家の保証会社が、3件目で、審査が通った時、大きい声でやったぁー、良かったー!と、(固有名詞のため省略)の担当さんに電話で叫んでしまいました(笑)。お家が決まらなかったらどうしようと、不安で眠れませんでした、と言うと、良かったです!と、一緒に喜んでくれました。担当のケースワーカーさんも心配されていましたが、皆で一安心でした。

今月から、すごく気になる体調の悪い部分は受診しておこうと相談して、私は、大腸検査、歯科。娘は整形外科、眼科、歯科を受診させて頂いております。病院受診の際に、娘の整形外科の先生にとてもひどい態度をされて、それが保護の人を馬鹿にしているような感じの出来事で、びっくりしました。

担当のケースワーカーさんに話すと、病院を代えても良いですからね!と、言ってくれました。歯科受診も、自宅から1分の歯科へ受診したのですが、受付にて、次回の予約の時に、当日空いた先生に対応する事になりますので、と言われました。頭が??はてなマークのまま帰宅しましたが、それもちょっとおかしくないのかなあ?と思い、娘の予約時の対応だったのですが、ずっと歯痛を我慢していた事もあり、ひどいムシ歯らしく治療に日数がかかると予測した私は、又、担当のケースワーカーさんに話してみました。すると、わざわざどうしてそんな事を言うんだろう??と、やはりおかしいと一緒の気持ちだったらしく、(お客様のお名前)さん、ちょっとでも不安なら病院変えていいですから!と、おっしゃいました。

どうしても怖さを感じてしまいます。特に、長い治療となるのに、それも自分ならまだしも、子供をそんな不安のある医院で治療させられないなあと思いました。ただ、先生やスタッフの方々は親切で、そこは大丈夫なのかなあと少し悩みます。医師が10名ほどいる個人歯科で、ちょっと珍しいです。でも、空いた先生で・・・って、保険のある人と保護の人を分けているって事ですよね。仕方ないのかなあと思ってみたりもしましたが、ちょっと失礼だし、深いムシ歯で何か治療にあたり支障があった時怖いと普通は思うと感じたのですが、こんな事があれば受診したくなくなりますし、初めから協力医院はやめて頂きたく思いました。保護の立場でいろいろと言うのはちょっとと思いますが、大事な体を、そういう振り分けをする医療機関には、預けたくないなあと思いました。

先日から、就業に向けて、自分でも就活はしていますが、役所にも就業支援担当の方がいらっしゃって、御相談しながら、また一歩前進できるように取り組んでいます。保護費で生活させて頂いて、安心はあるのですが、今までが今までなので、安心に慣れていないので、それで、ゆっくりしていたら悪いんじゃないかとか、早く保護を脱出しないと駄目だから、すぐ就職を決めなきゃいけないんじゃないかとか。安心な生活なのに、不安なんです。ぜいたくな事を言っていたら、バチがあたると思ってしまいます。

娘の体の事もあり、いくつか病気を抱えておりますので、気持ちは、一心不乱に働いて自立することが一番にありますが、娘の対応をできるのも今は私一人ですので、仕事と家事育児のバランスを、区役所の方とも相談しながら仕事を決めて行きたいと思います。

長々といつも申し訳ありません!
今、AM3:47です(笑)。先生も、お体には本当に気をつけられて下さいね。しっかりと睡眠を取って下さい。少しですが、お菓子召し上がって下さいネ。遅くなりましたが、御報告と御礼のお手紙でした。

遠くから、先生のご活躍をお祈りしています。

(お客様のお名前)より

※乱文乱筆すみません

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