先日、お陰さまで継続断酒十八年を迎える事が出来ました。これも生活保護を受けて安心して過ごす事が出来るようになったお陰です。ありがとうございます。
兵庫県 Y様 男性50代
三木 ひとみ先生
いつもお世話になりありがとうございます。X(旧Twitter)で三木先生始めひとみ綜合法務事務所の皆さまのポストなどを毎日のように読ませていただき、とても身近に感じつつ不安の無い日々を過ごす事が出来ています。
また『2024年改訂版わたし生活保護を受けられますか』ご出版、誠におめでとうございます。早速購入させていただき、拝読させていただきました。本当の事を分かりやすく書いていただき、とても助かります。これも三木先生の大きな犠牲があっての事と頭の下がる思いです。
それにしましても生活保護制度は私のような素人には分かりにくく、また改定も頻繁にあるようですので不安が無くなりません。ですのでご面倒をおかけしますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
さて前置きが長くなってしまいましたが、私事、先日、お陰さまで継続断酒十八年を迎える事が出来ました。これも生活保護を受けて安心して過ごす事が出来るようになったお陰です。ありがとうございます。
アルコール依存症者がお酒を飲んではいけないのは当たり前の事なのですが、あなどれない事のようでもありまして、「今日一日飲まないで生きる」という毎日を積み重ねた結果の、「とりあえず十八年」だと思っています。この先の事は全く分かりません。何十年も酒が止まっていたのに飲んでしまった、という話しは珍しくありません。ですので、今後もAAミーティングに通い続けて、他のアルコール依存症者の飲まない一日の手助けを続けて行きたいと思います。アルコール依存症者が出来る一番の社会貢献は、他のアルコール依存症者の手助けをする事かも知れないとすら思います。
ただ、AAの中でも「生活保護に対する偏見」は強くありまして、時にその事が「飲まない一日」の邪魔になる事があるように見受けられます。飲んでしまったら社会に対して大迷惑ですし、自分も命に関わるのですが、「アルコール依存症への偏見」に加え「生活保護への偏見」が重なると堪えられないという事かと思います。それは私も痛い程良く分かります。
ですので、生活保護への偏見が少しづつでも弱くなって欲しいと願います。そのためにも、三木先生には益々ご活躍いただきたいです。
長々と勝手なお願いも書いてしまいましたが、私も一人でも多くのアルコール依存症者の酒が止まり酒害が減るように、本当に小さな事しか出来ませんがお役に立てればと思いますし、それが私自身が飲まないために大切な事だと思いますので、それは続けて行きたいと思います。
本来ならばビールか何かをお贈りして、ご報告とお礼をさせていただくべきところではございますが、手紙だけで申し訳ございません。生活保護廃止のご報告の時には、美味しいビールをお贈りさせていただきます。
それでは末筆ではございますが、くれぐれもご自愛いただき、ご無理なさいませんようお願い申しあげます。
本当にいつもありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2024年10月29日
(お客様のお住いの市町村名、お客様のお名前は伏せさせて頂きました。)