秋の叙勲も発表された文化の日をはさんだ11月の3連休、行政書士法人ひとみ綜合法務事務所ではスタッフ数名で介護施設入所中のお客様の訪問をしました。お役所相手の仕事が中心の行政書士事務所は、平日はどうしても業務に追われがちです。

そのため、連休を利用して顧問契約をしていただいている高齢のお客様や、成年後見制度を利用されて行政書士法人ひとみ綜合法務事務所のスタッフが後見人を担っている、判断能力が十分でない方々の日頃のご様子を伺いに出向くことが多いのです。

こちらは、西成の有料老人ホーム。大阪市内の他区の新しくできた綺麗な老人ホームへの、お引越のお手伝いをスタッフ総出で行いました。

生活保護受給中の利用者がほぼ100%の西成の老人ホーム。普段、お見舞い、面会に来るご家族の方は殆どいません。というよりも、行政書士法人ひとみ綜合法務事務所のスタッフが月に2度ほど定期訪問していたこの2年間、1度も他の入居者の面会者と鉢合わせたことはありませんでした。

介護現場では、常にスタッフが不足しています。引越し当日、玄関の目立つところにも、介護スタッフ募集の張り紙がされていました。

新しい施設への転居費用は、大阪市の規定のMAXの金額を出してもらえることになりました。引越業者さんに荷物はすべて運んでもらいます。これも、生活保護制度において費用支給申請ができます。ただし、3社見積もりを事前に用意して審査をしてもらい、節約パックなど安価なプランを利用して費用を抑え、基本的に梱包作業などは業者さんに頼むことができないので行政書士法人ひとみ綜合法務事務所のスタッフがお手伝い。

どこの介護現場でも、大なり小なりトラブルはつきものかもしれません。でも、生活保護受給者で高齢の方だったり、認知症や障害をお持ちで後見制度を利用する必要がある判断能力の乏しい方などは、施設に面会に定期的に来てくれるようなご家族なり訪問者がいないと、たとえば施設の中で虐待や人権侵害行為があっても、SOSの声をどこにも拾ってもらえない可能性があります。

こちら↑は、実際に行政書士法人ひとみ綜合法務事務所のお客様が寝泊まりしていた、西成の有料老人ホームの居室。トイレは共有。施設全体がとにかく薄暗く、正直言って衛生的な印象はありませんでした。

一転して、こちら↑は同じお客様のお引越しを済まされた、新しい老人ホームの居室です。夕方でも、窓から十分な光が差し込みます。

個室のお部屋には、真新しい綺麗なお手洗いも設置されています。エアコンの効いたあたたかい、明るい、綺麗な空間で、お客様は私が入居手続きをしている間に、すやすやといつの間にかお休みになっていらっしゃいました。

前々から、転居受け入れしてくれる有料老人ホームを大阪市内で探していたものの、既存の評判の良い施設は空きがなかなか出なかったり、順番待ちのリストも長いので、新設の有料老人ホームの入居者募集時がチャンスでした。

ご本人様も入居前の施設での面談において、自由に動き回れる環境を気に入ってくれて、施設の職員さんたちもあたたかく迎え入れて下さいました。引越費用の支給可否を判断する役所側も、当初は難色を示したものの、生活保護関連法令の支給要件に該当することを具体的に書面にて提示したところ、一転。

施設の敷金などの入居初期費用全額、テレビや椅子といった家具の引越業者料金などの支給が決まり、とんとん拍子に本格的な冬到来の前に無事、お引越しが叶いました。

同じ生活保護受給世帯で介護施設で生活している方でも、入居する施設(特養、老健、有料老人ホーム、それぞれ施設によっても全く異なります。)によって、毎日の生活レベルは大きく変わることを私は行政書士として、この目で見てきました。

安心して余生を送ることができると見込まれる介護施設への転居が実現して本当によかったと、お客様の安心したような寝顔を見て、しみじみ思った3連休でした。