令和元年11月23日、行政書士歴47年ほぼ半世紀の長きにわたり、行政書士界に貢献され多大な功績を残された、塩野征四郎先生の叙勲祝賀会がリーガロイヤルホテル大阪において盛大に開催されました。行政書士の私、三木ひとみがお招きに預かり大変光栄でした。

万歳三唱の様子

私が行政書士になって間もない頃、塩野征四郎先生は大阪で一番能力の高い行政書士の先生、という噂を耳にしました。そして私は図々しくも、塩野征四郎先生に少しの時間、ほんの一瞬でも直接ご挨拶させていただきたいと思い、3度ほど塩野征四郎先生の行政書士事務所にお電話したことがあるのです。まずお電話で、アポイントメントを取らせていただけるかお伺いしようと試みたのです。

塩野征四郎先生はいつもご多忙で事務所にいらっしゃらず、女性の受付の方に何度も対応していただくことが申し訳なく、3度目でいらっしゃらなかったら諦めようと決めていました。新人の行政書士の三木ひとみですと、名前は名乗りましたが、ご面識もないので折り返しは不要でございます、とお電話口で親切に対応してくださった女性の方には丁重にお伝えしていました。今考えると、本当に恥ずかしく、図々しい新人行政書士の振る舞いだったと自省しています。

それを覚えて下さっていたのか、直接お伺いしたわけではありませんが、人生で初めて叙勲祝賀会にお招きいただくという光栄に預かり、ただただ、恐縮でした。朝からおごそかな気持ちで、会場へ向かいました。

食後にはさわやかなレモン風味のケーキとグレープフルーツのデザートをコーヒーと頂きました。

リーガロイヤルホテルはクリスマスの様相でした。

昭和48年に行政書士登録され、その5年後には大阪府行政書士会理事に就任され、その2年後には支部長就任、3年後には大阪府行政書士会副会長(3期6年)、平成元年には大阪府行政書士会会長を4期8年の長きにわたり担われ、同時に平成3年には日本行政書士界連合会副会長・・・経歴はまだまだ続き、現在も大阪府行政書士会の重鎮としてご活躍をされていらっしゃいます。

「行動する行政書士」を掲げられる塩野先生は、弁護士会の反対、自動車業界その他の巨大なる反対の壁を打ち破り、政治家を巻き込み、国会へも出向かれ、行政書士制度の堅持発展を長きにわたり牽引されてこられました。

平成26年に議員立法により、行政書士法が改正されました。これによって、行政書士法人ひとみ綜合法務事務所のメイン業務の一つ、生活保護申請サポートにおいてお客様が特定行政書士に申請書作成を依頼されることの大きな利点の一つである「特定行政書士による不服申立手続き代理」が可能となったのです。

官公署への提出書類の専門家としての行政書士が、国民の行政に対する簡易迅速な不服申立ての代理を特定行政書士としてお客様の手となり足となり全面的にサポートできるようになったことは、まさに塩野征四郎先生が長きにわたり目指されてきた(そして現在も進行中の)「行動する行政書士」の具現化の一つであると思います。

行政書士は、行政書士法(昭和26年2月22日法律第4号)に基づく国家資格者です。法律専門国家資格者の中でも、特に幅広い業務範囲を持ち、国民の生活に密着したサービス提供をするという特徴があります。
他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する許認可等の申請書類の作成並びに提出手続き代理、遺言書等の権利義務、事実証明お呼び契約書の作成、行政不服申立て手続き代理等を行います。

社会生活の複雑高度化、電子化への移行、福祉行政の重視など様々な変化に伴い、高度の知識を要する書類も増加していて、専門知識を有する行政書士が正確・迅速に書類を作ることで、国民の権利利益が守られるだけでなく、役所も効率的な事務処理が確保されるという公共的利益もあることから、行政書士という職業は社会的必要性が高い仕事なのです。

本日、誉れある場に出席させていただき、今後も行政書士として高い倫理観を持って職務にあたり(行政書士倫理の遵守)、公正誠実かつ親切丁寧に業務を行い(業務の公正保持)、国民と行政(役所)の架け橋となるべく精進していきたいとあらためて思いました。

祝賀会後、塩野征四郎先生のご趣味の音楽関係の女性の方々から写真撮影にお誘いいただきました。出席された方は皆さん偉い先生方ばかりで、最初は緊張で一杯でしたが、心優しくあたたかな方ばかりでした。

祝賀会を終えて。行政書士歴26年の中村伊知郎先生と。